絵の練習や本気描きには「模写」が欠かせないのですが‥
※模写とは、描きたいもの(モチーフ)を観察し、そっくりに描くこと。
※トレスは写真や画像を上から、なぞって描く方法
絵を上達させるための模写は、
①あらかじめデフォルメされているもの(アニメ・マンガキャラなど)
②実物(リアル人の写真など)
・・どちらがいいのだろう?(;’∀’)
※ちなみに、私はプロ絵師ではない点はご了承ください。
・イラストを上達させたい初心者
・模写の活用方法を知りたい
・模写で上手くなるのか疑問を抱いている
最初に考えること:そもそも絵を「どのように使うか?」を考える
・リアルタッチの似顔絵を描いて、仕事を受注したい
・ソシャゲなどのハイクオリティ系キャラを描いて、仕事を受注したい
・趣味で、マンガやアニメなどの好きなキャラを描きたい
・プロになるために、オリジナル制作のマンガやイラストが描きたい
まずは、描くことを存分に楽しんでください(^^)
模写をする前にするべきこと2つと、3つの順序
・物体の構造を理解する(初心者向け)
↓
物体の構造を理解する
↓
模写する
絵を描く楽しさを知る(素人向け)
紙に えんぴつで落書きするだけでもOKです。
(タイトルは絵柄についてですが)素人向けの内容も含まれています↓
物体の構造を勉強する(初心者向け)
人体についての構造・見え方を勉強することで、後々やる模写に生きてきます。
・腕は太さが均一じゃない筒を意識する
・人間の関節の曲がり方を理解する
・人間の身体を立体(箱)で とらえる
・近くのものを見ると、目が寄る
「あー、今まで学んだ○○はこういう事だったのか!」と。
模写はどっちがいい?デフォルメされたものorリアル(実物)なもの
デフォルメされたもの:漫画家やアニメーターがデフォルメしたイラストなど
リアル(実物)なもの:写真や実際にあるもの
・・と定義しています。
先ほど書いた「絵を描く目的は?」で選択が異なります。
①ブログやSNSで使う ゆる絵、ゆる漫画を描きたい
②リアルタッチの似顔絵を描いて、仕事を受注したい
③ソシャゲなどのハイクオリティ系キャラを描いて、仕事を受注したい
④趣味で、マンガやアニメなどの好きなキャラを描きたい
⑤プロになるために、オリジナル制作のマンガやイラストが描きたい
※リアル(実物)模写=実物や写真に似せて描くこと‥と定義しています。
<実物(リアル)模写すべき人>
②リアルタッチの似顔絵を描いて、仕事を受注したい
③ソシャゲなどのハイクオリティ系キャラを描いて、仕事を受注したい
④趣味で、マンガやアニメなどの好きなキャラを描きたい(※例外あり)
⑤プロになるために、オリジナル制作のマンガやイラストが描きたい
<デフォルメされた模写すべき人>
①ブログやSNSで使う、ゆる絵、ゆる漫画を描きたい
※④を例外に入れた理由は、「野生の公式」と言われる原作と見分けがつかないくらいソックリに描く絵師さんがいます。
「野生の公式」絵師を目指す場合は、デフォルメされた模写をすべき人(原作の模写必須)に入ります。
①はこちらの記事↓でも書きましたが、伝えることが目的なので、伝わるレベルの絵でOK。
自分が描きやすい&描きたい絵(絵柄)を目指すべきだと思います。
逆に「絵」がメインなら、クオリティを上げていかなければなりません。
クオリティを上げるには、リアル模写(基礎)が必須です(後述)。
【超・主観】リアル模写がオススメな理由
プロ絵師じゃない私の個人的な意見になってしまいますが‥
実は、過去にプロイラストレーターさんがオススメする「3か月上達法」をやってみました。
<当時の練習>
参考にする(模写ふくむ)絵:貞本義行先生の作品(代表作エヴァンゲリオン)
練習期間:3か月毎日(時間バラバラ)
他の作業もあったので、動画内容に書かれていることすべては出来ませんでしたが‥。
やってみた結果‥今のレベルが10とすると+2ほどの成長でした。レベル12‥。
思ったより実力が上がらなくてガックリしたのを覚えています(^^;)
正確にいうと‥描いてる途中は必死なので気づかないのですが、完成した後の絵のできに驚く。
つまり、作者がデフォルメしたもの。
(塗り方の違いはありますが‥)どちらの絵の方がクオリティが高いと思いますか?
これがリアル(実物)模写の力です。
・模写(資料がある状態)だと、迷わずに済む=時短になる
・観察力が鋭くなる→街中を歩いているだけで、無意識に色々な情報を集めようとする→資料なしでも描けるようになる
・もうちょっとハイライト追加したら見栄えよくなるかも?
・目を大きくしたら可愛くなるかも?
・爪にうっすら色を付けると、手がキレイに見えるかも?
・・など、「アレンジしたい欲」(余裕?)が出てきます。
【注意!】リアル模写は著作権・商用利用に気を付けよう
・自分で撮影した写真を模写する(他人を撮影する場合は許可が必須)
・フリー素材を模写する(利用規約は必読)
・模写OKな書籍や資料を使う
・どこを模写したのか分からない程度に模写する(例えば、服の一部など)
写真フリー素材でオススメなサイト(無料)↓
模写・トレースOKな素材の例↓
まとめ:基礎ができていないと、応用が利かない
・描くことの楽しさを知る(素人向け)
・物体の構造を知る(初心者向け)
・リアル模写をする(初心者~中級者向け)
・オリジナリティ、デフォルメを加える(中級者~上級者向け)
絵を使う「目的」にもよりますが、おおよそ こんな流れをたどる事でレベルが上がって行きます。
自分のレベルが上がってくると、周りの人が大体どのレベルにいるか分かってきます。
自分も大したことないのに失礼な話ですが‥
当時は神だと思っていたゲーム原画家さんのイラストが大したことなく見えてきました(^^;)
名前は伏せますが、ゲーム用の1枚絵なのにデッサンがおかしいなど(商業マンガ小~中コマで使われている絵ならOKなクオリティ)。
服をつかんでいるとき、手ってそういう曲がり方しないよなぁ‥かといって、わざとデフォルメしているようにも見えない(違和感が強いので)。
ひっそりとツッコミを入れつつ、反面教師にさせていただいています。