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カルトマーケティングって何?推し活マーケティングみたいなもの?

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商売人・非商売人に関わらず、マーケティングは義務教育で教えるレベルだと個人的に思っています。
ちょっと前にカルトマーケティングという・・ちょっと怪しい本が紹介されていたので読んでみました。

読んでみて、いま流行りの推し活マーケティングに近いなぁという印象です。
カルトマーケティングの知識があれば自分の商売に役立つのはもちろん、怪しいビジネス勧誘から自分の身を守ることもできるかもしれません。
※良識のある人以外は絶対に読まないで・・と帯に書いてありますが個人的には、(カルト系ビジネスは)凡人が商売として実践するのも簡単じゃないので ご安心くださいという感じです、メンタルがかなり強い人でない限り

書籍を読んで面白かった部分、ためになった部分をネタバレありで紹介します。

この書籍で紹介すること

・カルトマーケティングって、どんなビジネス?
・カルトマーケティングで重要なこと(共通敵と個人的な悩み)
・人に行動を起こさせる鍵は「正義」と「怒り」
・推理ゲーム≒陰謀論?
・カルトへのカモは「何者かになりたい人」
・集団内で厳しい試練を与えるのは所属意識を強化させるため
・「一体感」と「自分の居場所」を求めて、お金と無償労働を提供する人々

目次

カルトマーケティングって、どんなビジネス?

①マルチ商法ビジネス→会員や信者を増やすことで金と労働力を雪だるま式に増やす
②会員ランクビジネス→特別な存在になりたい人、何者かになりたい人向け
③陰謀論ビジネス→謎解きゲームを与えて人を誘導する

これらのことだそうです。
個人的には上記に加えて、アイドルやVtuberなど推し活ビジネスもカルトに含まれると思っています。

推し活ビジネスを詳しく知りたい方は人類にとって「推し」とは何なのかの書籍をビジネス的な視点でみることをオススメします(オタクであるこの記事の執筆者が、とても楽しく読ませてもらった書籍です)↓

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カルトマーケティングで重要なこと(共通敵と個人的な悩み)

共通敵は集団の中にいる人からすれば、憎い相手だが熱狂を生み出そうとする側からすれば便利な存在である。
敵の存在のおかげで人々を振り向かせる世界観を作ることができ、それを倒す方法でも指定すれば 人々は喜んで資金や労働力を提供してくれる
もちろん、実際には敵の定義があいまいなことが多いうえ、倒したからといって理想の世界がやってくるかどうかは分からない
しかし、重要なのは人々がそれを信じ熱くなれることである。

カルトマーケティングより

敵を倒したからといって理想の世界がやってくるかは分からない‥という点がポイントだね

歴史の中には、国民の敵だと思っていた良い権力者を国民が自ら失墜させてしまったばかりに生活が余計に苦しくなった・・という話もあります。
正しくものごとを見極めるには、
・自分で情報を得る調査力や努力
・情報操作に惑わされない判断力
・自分に余裕があること(身体・精神)
・バイアスの罠を知っていること
・・などが求められる。
全部やるとなると‥働いていたり、何かに打ち込んでいる忙しい現代人には なかなか難しい話ですね。

以前よんだ「欲望の見つけ方」という書籍にも書いてありましたが、上手くいかない・辛いなど個人的な悩みを自責にするのはキツイので他に原因を見出すという話。
たとえば、自分が辛い思いをしているのは‥
・親が悪い!毒親だから!
・あの上司さえいなければ、きっとうまくいく・・!
・あの政治家が国民を苦しめている!
・性犯罪があるのはオタクコンテンツがあるからだ!
・ダイエットが上手くいかないのはカツ丼が美味しすぎるからだ!

最後のは冗談に近いですが、本気で言っている(思っている)人もいます‥(^^;)
本来は自分に原因があることでも自分を責めるのは辛いから、責任を他人に転嫁するわけですね。

下記の書籍には、何も悪いことをしていないのに不遇が重なってスケープゴート(いけにえ)にされることの怖さも書かれています

欲望の見つけ方(こちらも良書なので一読の価値アリ)↓

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他責思考の人≒幼稚な人(?)が集まる場に行くのが怖くなりますね‥(^^;)
本来、幼稚じゃない人(精神年齢が高い人)でも余裕がない場面では他責思考のワナにはまる可能性も高い。
この記事の執筆者も極限状態など余裕がなくなると、ほぼ確実に他責思考に陥ると思います。

人に行動を起こさせる鍵は「正義」と「怒り」?

人々から力を引き出すためには何かしらの行動を起こしてもらう必要があり、「正しさ」はそのための重要な鍵である。
(中略)
現代社会で暮らしているほとんどの人は、何の利益も得られなければ犯罪に走ろうなどとは思わないだろう。
ところが怒りはその抑制を解き放ち、犯罪行為を実行させてしまう。

カルトマーケティングより

自分が間違っているという自覚を持ってケンカ・戦争をする人は少ない(まれに自覚を持って自分の利益だけを考えて行動する人もいるが‥)。
みんな自分が正しいと思っている・・と、ドラえもんの漫画でも言われていましたしね(^^;)

私たちを怒らせるものの正体は「~べき」という言葉で言いあらわすことができると著者はいいます。
「~べき」は自分の願望・希望・欲求を象徴する言葉で、皆それぞれオリジナルの「~べき」を持っています。
・上司はこうあるべき
・夫はこうあるべき
・妻はこうあるべき
・政治家はこうあるべき
・・など、この自分の持っている理想と現実の間にギャップが生じると怒りが発生する
自分自身の譲れない「価値観」と表現することもできる。

期待するとストレスが溜まると言われているから、「怒り」ってストレス解消というよりは逆にストレス溜まる行為なのかもね

他者の気持ちなど、「自分のコントロールが及ばないもの」は諦めが肝心なのかもしれませんね。

集団vs集団や文化的な敵には強い攻撃反応が起こる

自分が所属している集団と敵対する集団を意識するからこそ、壮大な物語(≒陰謀論?)へ自分を投下させ、
敵対集団の一員を報復対象とみなすことができる。
・同性婚の賛成、反対
・男女の奢る、奢らない論争
・表現の自由論争
・・など身近なものを「意図的に」論争の手段にするカルト主催者。

この記事の執筆者は絵も描くオタクなのでイラスト界隈もチェックしていので知っていますが、生成AIの「推進派」と「規制派」、「フェミニスト」と「オタク」の争いもそうですね。
その論争が起こることで誰が儲けている・得をしているのかは疑問ですが‥。

SNSで議論されてることが多いのでSNS会社などでしょうか?

身近な文化やアイデンティティに対する脅威すなわち、文化的な敵に人は強く反応し、時には激しい攻撃を誘発することがある。

カルトマーケティングより

これは分かるかも‥(^^;)
この記事の執筆者はオタクコンテンツが大好きなので、規制されるような動きがあると怒り狂いそうですし。

推理ゲーム≒陰謀論?

「金田一少年の事件簿」や「名探偵コナン」のような推理系マンガによくある、色んな手がかりを集めて真相を暴いていく話と陰謀論は似ていると言われています。

・○○さんは誹謗中傷を機に自殺したが、じつは他殺だったのではないか?
・元首相暗殺は単独犯ではななく複数犯なのではないか?
・旅客機墜落事故は○○テロ組織が関わっているのではないか?

推理系マンガや小説では定番の話や流れですが、反ワクチンやゴム人間説などもこの考えが元になっているそうです。

子供がサンタクロースを信じて、証拠探しするようなもんか‥(自分もやってた)

そこそこ良識のある大人でも、なぜ陰謀論にハマるのか?

・陰謀論はバカバカしいがおもしろい
・様々な妄想を膨らませることができる
・もし真相を明らかにできたら有名になれるのではないか?と思ってしまう
・人生が変わる期待(希望)を持ちながら証拠探しをつづけられるから

証拠探し要素は世界の見え方が劇的に変わったように感じさせるスイッチの役割とともに、真相を明らかにしていく仲間意識を醸成する手段としての役割を果たしている。

カルトマーケティングより

陰謀論は金銭や孤立などで追い詰められた人たちがハマるものだと思っていましたが、いわゆる「何者かになりたい人」も陰謀論にハマるポテンシャルがあるんですね

たしかに、金田一少年の事件簿や名探偵コナンなどの推理マンガは面白いですよね(^^)

推理マンガはほぼ1人(探偵と助手+警察は かませ犬っぽいポジション)で証拠集めしていますが、世の陰謀論者は集団からなっているので仲間で同じ目的を持って協力しあうのは楽しそうとも思ってしまいますね。
このあたりの話は、やはりファン同士で楽しむ「推し活」に似ている。

カルトに狙われやすい人の特徴や環境など

進学や就職などで人間関係がリセットされ、新たな居場所を探す必要がある時期に この手のいい人たちと出会って、プライベートの時間を多く過ごすようになると多少違和感のある発言があっても すぐに関係を絶とうとは思わない。
こうして徐々に思想を注入され、やがてその場を抜けられなくなる。

カルトマーケティングより

前の方で少し触れていますが、やはり「孤立」への不安も関係ある感じですね。
陰謀論やカルトを遠ざけるためには、信頼できる仲間または居場所の存在が必須のようです。

自分の場合はソロ活好き(軽く推し活も好き)+疑り深い性格なんだけど、カルトに引っかかりやすいのだろうか?

有名ですが、「孤独」より「孤立」は危険だって話がありますね。
会社の仕事で例えるなら‥
①仕事ができてコミュ力も高い一匹狼タイプ
②仕事ができなさすぎて一人にならざるを得ないタイプ
・・①は孤独だけど、②は孤立している。

自分でコントロールできる独りぼっちが孤独で、自分でコントロールできない独りぼっちが孤立とも言えそうですね

仕事ができない方々には共感してもらえると思いますが、②は本人の精神状態も心配。
失うものがない無敵の人にもなりやすい。

世の「冷たさ」と組織の「温かさ」の振れ幅で組織に愛着を持つ心理

ほとんどの人は街頭活動に慣れていない。
そのため声をかけること自体に勇気が必要な上、無視されたり断られたりすることで強い精神的ストレスを経験する。
そして、一般人から拒絶されたとしても組織の仲間は温かく迎え入れてくれる。
このような経験が外部とは違う人たちであるという意識を強化し、組織への愛着を深めさせる。

カルトマーケティングより

うーん、自分だったら望まないストレスをかけられたら(どんなに優しくされても)、その時点で組織ごと嫌いになりそうなんですが‥

この記事の執筆者は変人なので(?)カルトにハマる危険性が少しは低いのか‥?

あとSNSでも「こんな酷い目にあった・・(;_;)」と報告したら、「よしよし・・(*´ω`)」してくれる人が何人もいて、その集団に没入してくのを見かけますしね。

偶然の出会いに熱狂する人々

人々を興奮させる教義や世界観をいきなり全て示すのではなく、偶然の出会いを演出する入り口を準備し、少しずつヒントを出していくことで人々を熱狂させられれば、やがては世界を変えられるかもしれない。

カルトマーケティングより

たしかに、試行錯誤やコツコツ努力して手に入れたものより、偶然手入れたもの・出会いは運命的なものを感じますしね。
個人的には熱狂するのは後者だろうけど、執着するのは前者かなと思いました。
たとえば、「苦労して手に入れた金」と「ラッキーで手に入れた金」だったら後者の方が(気持ち的にも)他者に分配しやすい。

いま現在、この記事の執筆者は平和に生活できているので、陰謀論はフィクションコンテンツなら楽しめるという立場です(もちろん、自身に余裕がなくなると どうなるかは分からないですが‥)。
作品考察や二次創作も好きなので、フィクションの陰謀論≒熱狂を楽しめるタイプでもある。

人々を洗脳するための熱狂方法→断言・反復・感染

群衆を動かすのに参考となる考え方を紹介しておきたい。
断言・反復・感染である。
(中略)
群衆となった個人は言葉や暗示に動かされやすくなり、その暗示は人々の間を感染していく。
あなたが群衆を動かしたければ、人々を熟考させるようではいけない。 
それとは逆の何の根拠も理屈も伴わない「断言」こそが威力を持つ。
これを何度となく、反復することで 断言は人々の脳裏に刻み込まれやがて感染していくのだ。

カルトマーケティングより

たとえ暗示にかかっても違和感があれば すぐ解ける(疑い深い)自分から見たら信じられませんが、そうなんですね‥

みんなで同じ感覚を共有することの心地よさ

大人数での熱狂がピークを迎えた時、人は周囲の群衆と統一した感覚を覚え、自他の境界が曖昧になる。
人々の意識は解けて混じり合い脳内麻薬がほとばしる。
このような超越状態を達成してこそ、あなたは本物の集団を作ることができる。

カルトマーケティングより

エヴァンゲリオンの人類補完計画みたいな話だな‥

みんなで同じ感覚を共有することの心地よさは、2chの「電車男」「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」「クラスの完璧すぎる女の子の弱点を暴きたい」やニコニコ動画で体験したからよく分かりますね(^^)
おそらく推し活商法もこれに近い感覚で戦略を立てているのだと思います。

30代の自分の場合はフィクションの物語にしか「みんなで同じ感覚を共有すること」を求めないというか、感じられないので現実世界で暗示にかかるだろうか?という疑問はありますね。
この先、何かのきっかけで暗示にかかる可能性も、もちろん あります。
※集団での感覚を共有できないのはPTSDを持っているタイプに多いらしい

何者かになりたい人をカモにするために外部との差異を作る

推しグッズを纏う人々など

熱狂を起こす集団を作るためには、この集団は特別な集団であり、そこに所属している自分は他とは違う特別な人間であるという意識を植え付けなければいけない
そのためには外部との差異を強調する必要がある。

カルトマーケティングより

その組織内でのみ通じる「記号」や「象徴」を身につけさせ、組織内での名前や用語を使わせることで他とは違う仲間と場所の中に自分はいるという感覚に誘導することができる。

Vtuber界隈でみたことあるムーブだな‥

最初のあいさつ、さよならのあいさつ、推しタグなど決めてるのは、そういう理由だったのかと勉強になりました。

話をカルトビジネスに戻すと‥
防御する術(カルトや怪しいビジネスに巻き込まれない術)として覚えておきつつ、フィクションの読み物として静観してるのが良いかもしれません。
信頼関係がある人にも話にくい話題ですしね‥(^^;)

何者かになりたい人たちは「一体感」と「自分の居場所」を求めて、お金と無償労働を提供する

特に何者かになりたい人たちは「熱狂=集団との一体感」を味わうためなら、お金無償労働を喜んで提供するそうです。
さらに、その先のルートとして集団内のイベントやセミナーについてこんなことが書かれていました↓

・イベントやセミナーの価格体系にランクを組み込む
高額プランを準備すれば特別な集団の中でも、さらに特別な存在となることができる
・差別化欲求を満たしたいという顧客が殺到するので効果的
・この際、高額プランの付加価値として大盤振る舞いをする必要はない
特別なプランを買っていることそのものに価値があるからだ
上位プランの購入を分かりやすく示すグッズの配布や名前の掲示
・あるいは、有力者との写真撮影など他人にひけらかせる材料を準備すればいい
特別な自分になりたい欲求を実現する究極の手段がスタッフや登壇者への登用である
・あなたが作り上げた物語に魅了された人々にとって、運営スタッフや登壇者はグループの中心に近い特別な存在に見える
・非日常空間を作り上げる側に回ることは、単なる観客ではない1つ上の存在として組織に関わり、人生を変えられるのではないか?という期待を生む

推しへの投げ銭とかまさに、この心理を利用している感じですかね‥(^^;)

あとこの集団の主催者になるつもりなら、相当メンタルが強くないとなれない気がしました。

現在はカルトビジネス≒推し活ビジネスは やりすぎると炎上の的ですしね。
某統〇教会のような正真正銘のカルト宗教はもちろんですが、Vtuber界隈でも過去に何度も事件になりましたね。
自分の収入を超えてのスパチャ(投げ銭)や推しへのガチ恋で暴力事件など。
あとは今話題のホストに貢ぐ女性の問題も似た話ですよね。

この書籍を読んで、カルトへの危険を回避する知識として活用するのは比較的簡単だと思いますが、「主催者として」すぐ実践できる人は少ないとも思われます。

少なくともメンタルが強くない自分はやろうとは思いませんし(失うものがない無敵の人にでもならない限りは)

金を払ってスタッフとして働ける権利とは?

無償労働を提供する話の余談ですが、実際にあった とある芸能人のオンラインサロンのイベントの話が紹介されていました。
「スタッフとして働けるチケット」が販売されていたそうです。
このチケットは一般参加よりも値段が高く、金を払って働いている状態になってしまうものだったが、即完売していた。

過酷で薄給なのが分かっていても、やりがいのあるアニメーターや漫画家を目指す人たちも似たようなものなのかな?

※アニメーターや漫画家は競争率の高い分野(下請けアニメ会社・連載マンガ家など)じゃなければ、過酷でも薄給でもないという話もあります

ほかの例では、スピリチュアル系の大型イベントの話。

志願した参加者がステージに上がる時間が設けられ、壇上の人々が追加費用を支払っていることがある。
非日常空間を作る側に回ることによる自己実現感や、それによって承認される快楽はそれだけ強烈であり、人は喜んで金を払う。
もちろん、主催者からすれば売上と労働力が同時に得られるのだから、まさに一石二鳥だ。
(中略)
荒唐無稽な話でも一定層の人々に世界が変わる、人生が変わると思わせることができれば、大金を集めることが可能なのである。

カルトマーケティングより

承認欲求って、ここまで人を狂わせるんですね
もう一生分の財産を築いたような人を除いて、普通は「お金>承認」ですよね

何者かになる=「成功」の定義は何のなのか?

世界が複雑化している現代では どうすれば成功し、(そもそも成功の定義すら曖昧である)突出した存在となれるかが分からず皆 もがいている。
ランクシステムを内包した教義は「成功」という曖昧な概念を集団内での「階級上昇」や「個人としての究極状態の到達」に置き換える。
この最大の効果は誰もが正解を得られず、(中略)成功へのステップを明確にできることだ。

カルトマーケティングより

つまり、芯(本質的な目標)がないようなブレブレの人がハマりやすいってことかな?

たとえば、この記事の執筆者は「もしもの時のために知識を十分に蓄え、多少貧乏でもいいから なるべく働かないで生活すること、お金が発生しなくてもやりたいことをやる」が今の本質的な目標になっています。
(上記の目標は人それぞれ違う前提です。家族やペットとの満足の行く暮らしが成功とする人もいるでしょう)

現在はそれが達成できているので、自分では「成功」だと思っています。
※社会的にみたら外れ者なので、叩かれる可能性を考慮して大々的には言いえませんが‥
補足しておくと、過去に不労所得で快適に生活したいというフワフワした欲望がありましたが、それを得るための努力をするのが無理だったので諦めました‥(^^;)
1番目の目標が無理だったので、2番目の目標に落ち着いた感じです。2番目の自己実現でも意外と満足度的には高かった。
負け惜しみと とらえられるかもしれませんが、少なくても自分にとっては一番なりなくない状況ではない。

個人的に1番満足度が低い生活は、家族持ち+薄給+長時間労働+ストレスからの浪費生活+不健康などですね。
ただし、家族のためなら薄給も長時間労働でも耐えられるという人も大勢いるので、あくまで私個人の満足度の話です。

本質的な目標=自分が苦しんでもいいという目標探しは、前述している こちらの書籍が勉強になります↓

本当に大事なことがわからないという方は、「やりたくないこと」から探すのもアリです。
長距離通勤、寒い場所にいること、暑いのが苦手、漫画のない世界に耐えられないなど、やりたくない・無理なことなら自分のモチベーション(原動力)を探しやすいと思います。

まとめ:推し活ビジネスの勉強になる書籍でした

・身近な推し活(好きなものを宣伝する行為)がカルトへの入り口かも?
・対立あおりしている場には注意が必要
・周囲との一体感=熱狂は心地がいい
・何者かになりたいというブレブレの思想を持っている人は要注意
・金と無償労働を提供する→何者かになりたい→成功の定義をわかりやすくするため

あと、下記書籍の惜しい点は著者が潜入調査した記録(体験談)が少ない点ですね。
じつは、この部分を結構期待していました。

陰謀論やカルトは こういう仕組みになっている・史実ではこんなことがあったという話が多めで、カルト的な集団への潜入調査話(体験談)が部分的にちょっとあるだけ。
おそらく、体験談が書けるのはカルト系にハマって、後に抜け出したような人たち。
このカルト系から抜け出した人たちを取材して、その内容を書いても面白かったかもしれませんね。

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