この記事はネタバレを含みます。
ネタバレOKな方のみお読みください。
大あらすじはこちらの記事↓
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<アンコール重版3巻の流れ>
①立女形 澤村田之介と花魁 初音
↓
②江戸で火事が起きる
↓
③野風の身請け話
↓
④船医 佐分利祐輔
↓
⑤咲の縁談と野風の乳がん
大まかな流れはこんな感じです。
私は医療に詳しくないので、多少医療用語が間違っているかもしれませんが、ご容赦ください(__)
[outline]
①立女形「澤村田之介」と花魁「初音」
<あらすじ>
玉屋の花魁「初音」は堕胎手術で身体を壊した。
野風は幼馴染みである「初音」の治療を南方に頼む。
ペニシリンで治療しようとするが、ペニシリンの純度が低いため、効果はいま一つだった。
そこで、純度の高いペニシリンを作ろうとするが、作るための費用が四百両ほどかかるという。
初音を孕ませた(?)澤村田之助という歌舞伎女形の千両役者にお金を借りようとするが、断られる。
その後、初音の堕胎手術をした中条流に四百両を借りる事ができたが、借用書を書き換えられて返済期限が7日となっていた。
中条流にペニシリンの製法と専売権を奪われそうになるが、澤村田之助が四百両を立て替える事になる。
<感想>
歌舞伎って一回も見た事ありませんが、面白いんですかね?(^^;)
男性が女装をするんだから、逆宝塚みたいなものですかね。
男が女装するのって、BLと同じく女性に人気ありますよね(笑)
読んでいる途中、最後には田之助がお金出すだろうなーと思っていたら、やっぱり最後には出しましたね。
野風の計らいもありますが‥。
四百両は大金と言われていましたが「1両」って現在のいくらなんだろう?‥と疑問に思ったので調べてみました。
https://manabow.com/zatsugaku/column15/
現在は1両=13万円ほどの価値だそうです。
400両×約13万円=約5200万円
田之助が千両役者という事は、年収(?)1億3000万円という事ですか‥(^^;)
税金とか、どうなってるんだろう?
②江戸で火事が起きる
<あらすじ>
田之助の幼馴染みで道具作りが得意な「忠吉(ちゅうきち)」に呼吸器を助けるための医療道具を作ってもらう。
南方は初音を助けてくれたお礼として野風のおもてなしを受けていた。
その時に、江戸で火事が起きる。
南方は火事現場近くに駆けつけて、火事でケガをした患者の治療に当たる。
その時、火消しの「千吉(せんきち)」が呼吸困難で倒れる。
麻酔無しで喉を切る手術をし、「千吉」は無事助かる。
<感想>
漫画の王道パターンですが、呼吸器系の道具が出てきたってことは、次は呼吸困難系の患者だなーって事が予想されます。
野風さんのデレ力発揮回でしたね!
強気な娘がデレた時ってなんであんなに可愛いんだろう‥(*´ω`)
まぁ‥振られちゃったけど、龍馬カワイソウ‥。
火消しのお頭「新門辰五郎(しんもん たつごろう)」の写真(?)載っていますが、頑固で怖そうな人相していますね。実際の人物も頑固で厳しかったそうです、顔に出てますね(^^;)
③野風の身請(みう)け話
<あらすじ>
ご隠居大名から鈴屋の花魁「野風」に千両での身請け話が上がる。
見請け前に藩お抱え医師「三隅俊斉(みすみ しゅうさい)」と南方で、野風の身体に病がないか検査する。
南方は新門辰五郎から火事時の治療のお礼として、医療所「仁友堂」を建築してもらう。
<感想>
野風が可愛すぎる(^^)
お勤めから解放されるとはいえ、野風は南方先生の事が好きなわけだから辛いですよね。
そして、咲さんも南方先生が好きだから、ややっこしい事になってまいりました(^^;)
「身請け」って、気に入った遊女をお金で買い取り、結婚する事だと思っていたんですが、ググってみると愛人の場合もあるんですね。
新門辰五郎の親父さん金持ちだそうですが、家(病院)一軒タダで建築してくれるなんて太っ腹!
詳しくはないですが、うちに入ってくる新築物件のチラシを見ると、一軒家で2000万円~5000万円くらいします。
病院だともっとしますよね‥(^^;)
しかし、新門の親父さんはマネーリテラシーが高いなと思いました。
治療費はいらないという南方に対して、何かお返しがしたい
↓
江戸の町に病院を建てたら、自分含め江戸の人達が助かる
↓
病院を建てる事で南方にお返しができる
④船医 佐分利祐輔
<あらすじ>
龍馬の誘いで南方は船に一緒に搭乗する。
そこで華岡流「佐分利祐輔(さぶり ゆうすけ)」という若い船医に出会う。
メーンマストから佐分利医師が落ちて肺に穴が空く(?)ケガをしてしまうが、南方の治療で助かる。
その後、佐分利は南方の治療法に感動し、南方の元で医療を学ぶようになる。
<感想>
龍馬は野風や咲が南方先生に好意を寄せている事に気づいていたんですね(^^;)
これまた王道ですが、恋愛関係は友人ポジションの方が主人公に的確なアドバイスをしますよね。
見返りを求めず、人々に治療を施す南方先生は女性から見ても男性から見てもカッコイイですし、モテますよね(*‘∀‘)
これからの山田先生と佐分利先生良いコンビになりそう(笑)
二人の掛け合い(コント?)が楽しみです。
⑤咲の縁談と野風の乳がん
<あらすじ>
橘家から仁友堂へと南方が移る前に、咲の縁談話が持ち上がる。
それによって咲は医療の道を諦めようと決意する。
そんな時に野風に乳がん疑いの「胸のしこり」が発見されるが、乳がんかどうかの確証が持てなかったため、南方は手術する事ができないでいた。
南方は佐分利が乳がんに詳しいという話を聞き、佐分利と一緒に野風を診察し、がんを取り除く手術をする事になる。
胸(しこり)の切除のため身請けを断り、藩お抱え医師「三隅俊斉」のメンツをつぶした事で南方と野風は三隅から逆恨みされる。
三隅の差し金で野風の手術中に邪魔が入るが、縁談を抜け出した咲と新門辰五郎がそれを阻止し、手術は無事成功する。
咲は縁談をつぶしたという事で橘家から勘当される。
<感想>
昔は家を守るため・政治のための結婚が当たり前で、恋愛結婚は稀だと言われていました。
「花より男子」(漫画)でも、大きい会社の社長やオーナーの家の子供たちは自由に結婚ができないと言われていました。
一般人から見たら、良く分からない世界です(;・∀・)
昔だから女性の扱いも結構酷い・・。
胸を失った女はいらんと言ったり、女だから医術を勉強できなかったり‥。
本心は医術を志し、南方先生の傍にいたい‥だと思うし(^^;)
感想
私的には野風が好きなんですが、多分作品の都合上、咲とくっつくだろうなと思います。
がんも昔からある病気だったんですね。
野風は若い(18歳くらい?)から、がんの進行が速そうです。
漫画では癌(がん)ではなく、岩という漢字が使われていました。
巻の最後に野風が自分の夢を語ってくれるシーンとっても良いですね(^^)
みんな南方先生に感化されて、医療の道を歩んでいく。