世界情勢による電気代の値上げ、料金固定型→市場連動型への変更から「ほくでん→Looopでんき→ほくでん→JAPAN電力」と渡り歩いてきました。
今回は新たにJAPAN電力という、ややマイナーな電力会社に乗り換えてみたので、料金の変化を書いていきます。
結論を先にいうと、電気料金はお安くなりました(^^)
※ただし、世界情勢が不安定、円安が続いている、政府のガス代・電気代への補助の関係で今後はどうなるか分からないという点はご了承ください
・JAPAN電力とは?(かんたん紹介)
・ほくでん→JAPAN電力にしたことで変わった電気料金と内訳
・いままで契約したLooopでんき、ほくでん、JAPAN電力の比較
・おトクな電力会社と契約するには、どうしたらいいか?
この記事の情報はすべて2023年9月時点のものです。
JAPAN電力とは?(かんたん紹介)
おそらくマイナーな電力会社だと思うので、かんたんに紹介します。
・2022年2月に設立された比較的新しい小売電気事業
・供給エリア(北海道・東北・東京・北陸・中部・関西・中国・四国・九州電力エリア)
・電気プランは全部で5種類(※1)
・基本料金0円(プランによる)
・従量料金1kwhあたり(25円~30円・※2)
・短期解約時に違約金あり(※3)
・セット割なし
・市場連動型ではない(※4)
※1 この記事では、一般家庭・一人暮らしで使う前提なので「くらしプランS」を紹介しています
※2 従量料金は、使用地域や使った量によって変わっていきます
※3 違約金については、2022/5/16以降にwebからの申し込みの場合、供給開始日から1年未満の解約で1地点につき3000円(不課税)
※4 市場連動型とは、30分毎に市場価格に応じて料金が変動する仕組み、料金がいきなり高くなる可能性がある、逆に安くなることもある
JAPAN電力の公式サイト↓
ちなみに、電力会社を変えるときに初期費用や設備費用などの負担は基本的にありません。
※特殊な設備を使っている場合とか、乗り換え前の電力会社で短期解約時に違約金がかかる契約をしている場合は別途その分の費用はかかります
余談:電力会社を変えたキッカケ+どんな料金体系がいいか?
ほくでんの電気代が6月から値上げしたからです。主に従量料金が上がりすぎ( ;∀;)
値上げ前:1Kwhあたり23.97円
値上げ後:1Kwhあたり35.44円→10円以上の値上がり
電気料金の仕組みは‥
「基本料金+従量料金+ 燃料費調整額・再エネ発電賦課金=電気料金」
・・となっています。
つまり、基本料金を0円にして従量料金をやや割高にするか、基本料金がかかる代わりに従量料金を割安にしている電力会社が多い。
ほくでんは基本料金がかかるのに、従量料金もかなり割高になってしまったのです‥
従量単価1Kwhあたり35円強は高いな‥と思い電力会社を変更しました。あと、基本料金も数十円ほど値上がりしました(30日換算)。
ちなみに、電力会社を色々と見て回った感じだと、基本料金が0円の会社は従量単価が大体32円前後のことが多かった(市場連動型は使ったことがないので不明)。
逆に、基本料金がかかる電力会社の場合、1Kwhあたり約24円~36円くらいが多い感じです。
※基本料金がかかる契約は、契約したいA(アンペア)が高いほど、基本料金が高くなります
※A(アンペア)を増やすメリットは、電力消費の多い家電を同時に使ってもブレーカーが落ちない点(ドライヤー+電子レンジなど)、あとは家族が多い家庭は契約アンペアを増やしている傾向があります
つまり、契約したいA(アンペア)が高い人ほど、基本料金0円が良いってことだね
あとは、1か月で「どれくらいの電力を使うか?」も考慮するといいと思います、何百Kwhも使うなら逆に損をする可能性もあるので
筆者は住んだことがありませんが‥オール電化の家庭だと、基本料金0円+従量料金が割高だと電気代が高くなる可能性もあるそうです。
自分が契約しているアンペアがわからないときは、自宅のブレーカーを見てみましょう。
筆者の場合は、青いスイッチの上に20Aと書かれていました。
ほかには電気料金の明細に書かれている場合があります。
あと、5年前のことで現在は不明ですが‥
契約アンペア(ブレーカー?)を変更したい場合、電力会社を変更する前に「ほくでん」でブレーカーの変更をしてもらう必要がありました。
5年前は「ほくでん」→「looopでんき」にしましたが、looopでんきでは契約アンペア(ブレーカー?)の変更は、できないとのことでした。
現在、公共電力をお使いの方でアンペアを変更したい場合は、電力会社の移行前に変更した方がよさそうです。
追記:エネチェンジサイトにも、切り替え時のアンペア数変更に対応している電力会社とそうではない電力会社がある‥と書かれています。
ほくでん→JAPAN電力にしたことで変わった電気料金と内訳(2か月調べ)
※比較しやすくするために、燃料費調整額(政府からの補助金など)を計算していません
※夏・秋でも使用量に差が出てしまいますがデータがないので、その点はご了承ください
ほくでん | JAPN電力 | |
比較期間 | ①5/13~/6/9 ②6/10~7/10 | ①7/11~8/9 ②8/10~9/10 |
契約プラン | エネとくポイントプランB | くらしプランS |
契約アンペア | 20A | 20A |
使用量 | ①43Kwh ②51Kwh | ①54Kwh ②60Kwh |
基本料金 | ①593.21円(料金改定前) ②638円(料金改定後) ※①は28日分、②は31日分 | 0円 |
従量料金 | 23.97円(料金改定前) 35.44円(料金改定後) | 30円 (401Kwh以上から29円) ※北海道の場合 |
請求金額 | ①1844円 ②2515円 | ①1695円 ②1884円 |
②の場合‥
2515円(ほくでん)ー1884円(JAPAN電力)=631円の節約
年間だと‥631円×12か月=約7572円の節約になる可能性がある(ただし、世界情勢によっての変化や値上げの可能性もある)
ほくでんが値上げしてからの比較を見ると、かなり節約できてますね(^^)
後述していますが、エネチェンジというサイトから契約したので、1年間の契約継続で7500円分のAmazonギフト券がもらえる予定です
総合的にみてもお得でした。
※契約特典は随時変わるので、チェックしてみてください
おまけ:いままで契約したLooopでんき、ほくでん、JAPAN電力の比較(個人的な感想付き)
※ただし、looopでんきは市場連動型に移行する前のデータです
ほくでん | looopでんき | JAPAN電力 | |
料金体系 (契約していたプラン) | 一般的な料金体系 エネとくポイントプランB | 一般的な料金体系 (基本料金0円) ↓ 市場連動型・※1 (基本料金0円) ご家庭向けプラン | 一般的な料金体系 (基本料金0円) くらしプランS |
最新料金 (筆者の場合) | 2515円(51Kwh) 2023年7月請求分 | 1487円(42Kwh) 2022年11月請求分 | 1884円(60Kwh) 2023年9月請求分 |
基本料金 (20Aの場合) | 638円(31日分) | 0円 | 0円 |
従量料金 (1Kwhあたり) | 35.44円 | 32円※1 ↓ 30分毎に変動 | 30円 |
※1、2022年12月から市場連動型に移行
こうして比較してみると、ほくでんの値上げ幅がエグいですね(^^;)
物価高なので仕方ないのかもしれませんが‥。
2022年から2023年にかけての冬は燃料調整額が高くなったので、looopでんきの実際の請求額は2000円超えでした。
2023年初夏ころから政府による電気料金の補助(値引き)があったので、実際の料金は500円弱くらい安くなっているんですが、ほくでんの場合は それでも2000円強でした。
JAPAN電力の場合は、400円弱の値引きで実際に請求された2023年9月請求分の金額は1464円。
こうやって、ほくでんとJAPN電力の電気代を比較してみると「大丈夫か‥?」と心配になるレベルでお安く使えています。
あと、JAPAN電力のリスクとしては小売電気事業なので、赤字経営が続けば倒産の可能性があります。
つまり、倒産したら電力会社を変更しなくてはならない(その前に値上げが入るとは思いますが‥)。
ほくでんの場合は、公共の電力なので倒産する可能性はほぼない点。
上記をどう見るか?は皆さん次第ですね(^^;)
世界情勢によっては、今後、JAPAN電力の値上げも十分にあり得ます。
今後も定期的に料金を見直し、おトクに電気を使っていきたいです。
自分にとって、おトクな電力会社と契約するにはどうしたらいいか?
①自分の電気使用状況を把握する
②セット割がないか調べる
③比較サイト+公式サイトで料金を比較する
④キャッシュバックを確認する
基本的には、自分の電気使用状況を把握→電気料金比較サイト+公式サイトで料金を比較→スマホやガスのセット割でおトクにならないか確認→キャッシュバックの有無をチェックする‥という流れです。
①自分の電気使用状況を把握する
・契約アンペアは低くてもいいけど、細々と電気を使う(月々100Kwh以上)→従量料金が割安な電力会社が良いかも?
・同時に消費電力が高い家電は使うけど、月換算では あまり電気を使わない(月々50Kwh前後)→基本料金が0円の電力会社が良いかも?
‥など個々人が使っている状況によるので一概に「こっちの電力会社が良いよ!」とは言えません。
オール電化、またはガス・灯油・電気をまんべんなく使っている家庭もあると思うので。
まずは、電気料金の明細をチェックし、自分の電気使用スタイルを確認しましょう。
後述しますが、スマホやガスとセットで安くなる電力会社もあるので、自分の使っている通信事業者やガス会社に電気のセット割がないか確認するのもいいと思います。
②セット割がないか調べる
使っているガスや通信会社(スマホやネット回線)によっては同時に電気契約をすると、料金がかなり安くなる場合がありますので要チェック。
※ただし、セット割があっても大した安くならない、または「キャッシュバック込みで」おトク、キャッシュバック抜きの料金で計算すると割高になるというパターンもあるので注意してください→長く使えば使うほど損をすることになる
③比較サイト+公式サイトで料金を比較する
エネチェンジや価格.comなどで料金の比較やシミュレーションができます。
ただし、こちらも「キャッシュバック込みで」安い料金が表示されている場合があるので要注意。
できれば、比較サイトで「どんな電力会社があるのか?」を知って、電力会社の公式サイトで正規の料金を比較した方がいいと思います。
余裕があれば、気になっている電力会社を使っている人のレビューも見るといいと思います。
④キャッシュバックを確認する
ある程度、電力会社が絞り込めたら、キャッシュバックの有無も確認します。
(比較サイトには、大体キャッシュバックが付いている)
筆者がJAPAN電力を選んだ流れが‥
・月々の電気使用量は少ないが(50Kwh前後)、IHクッキングヒーター(消費電力の高い電化製品)を使う→アンペアは高めがいい→基本料金0円が良い
・スマホやガスのセット割→ない(スマホは格安SIM、ガスがプロパン)
・市場連動型と従量料金固定→いきなり電気代が上がるのがイヤなので、従量料金固定を選択
・公式サイトの料金表をチェックし、使っている人のレビューを見る→JAPAN電力に決定!
・キャッシュバックの有無→条件付で7500円分のAmazonギフト券がもらえる(もし値上げがあっても多少緩和できる?)
・・と考え、エネチェンジ経由でJAPAN電力に決めました(^^)
ちなみに筆者は、キャッシュバックはあった方がいいけど、おまけみたいなものと考えています
月々の料金の方が重要
エネチェンジで、どんな電力会社があるか調べる↓
エネチェンジで電力比較を行うブロガーさんならA8.netでセルフバックもやっていますので、チェックしてみてください↓
https://pub.a8.net/a8v2/selfback/asSearchAction.do?sbId=s00000020286001
まとめ:おトクに使うためには、個々人の使用状況の把握が大事
・まずは自分の電気使用状況を把握しよう
・セット割が使えるか確認
・電力会社比較サイトで「どんな電力会社」があるか知る
・気になった電力会社の公式サイトへ行き、正規の料金を比較
・キャッシュバックの有無を確認
・世界情勢によっては、今後の値上げなどのリスクがあることを考慮
これらを考えて電力会社を検討すると良いと思います。
いまの所、月々の電気代が安くなり、キャッシュバックももらえるので、JAPAN電力にして良かったです(^^)
皆さんの電気代節約の参考になれば幸いです。
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