という文字が気になったので、こちらの本を購入してみました。
「10倍速く書ける 超スピード文章術」
私はブロガーとしてはカスみたいなものですが、クオリティ落とさず・迷わず・速く・書きたいと切実に願っています。
速く書くためには、たくさんの文章を読んで、アウトプットする事だと思っていました。
それも、もちろん大事なんですが、
こちらの本は、速く書くための考え方・下準備・技術など詳細に書かれています。
ブログ、企画書、コラムなどあらゆる文章を速く書くにはどうすればいいか?
立ち読みしたら、活字嫌いの私でも読みやすく、気になる事が書かれていたので紹介したいと思います。
他には、中堅ブロガーさんには耳にタコかもしれませんが、読者(例:友人の一人)と目的を決めて書く導入(つかみ)が大事など、初心者ブロガーさんにも参考になりそうな事が書かれています。
書き手がよく分かっていない事は、読み手には絶対伝わらない。
なぜ、LINEは誰でも速く書けるのか?
LINEは、なぜ速く書けるんでしょう?
私もTwitterでは、なぜあんなに速く書けるのか疑問に思っていました。
こちらの書籍では、LINEは表現より用件と書かれています。
とにかく伝わる文章を書くには、用件と結論。短く・シンプルに。
これだけで十分なコミュニケーションが取れる。
上手い表現より、必要な情報が大事。
私もよくやってしまいますが、ブログ等の長い文章だと、伝えたい事が最終的に違う方向に行ったりして、結局何が言いたいの?となってしまう。
Twitterだと140文字以内という制限がありますので、長々と書くことができない。
長くなりそうなら、必要じゃない部分は削って、大事な情報だけピックアップし、シンプルに短く、伝わりやすくする。
うまい文章はいらない
・起承転結も気にしない
・文章はゼロから書き始めてはいけない
プロ記者・小説家、コンクールで賞を取るような文章をお手本にしてはいけない。
うまい文章を書こうとすると手が止まる。
時間がかかる上、伝わらない文章になる。
書き手がよくわからない事は、読者には絶対伝わらない。
起承転結の型ではなく、自分が「これだ!」とお手本となるものを読み続ける。
マネではなく、自分にとってのお手本・教科書的なものを見つけて、どんな所がいいのか、読みやすいのか、わかりやすいのか考えながら読み続ける。
文章は、「素材」から成り立っている。素材とは文章の中身。
これを用意しなければ、(一部の天才を除いて)新聞記者や小説家ですら文章が書けない。
・個人的な見解
確かに、何十年も文章でご飯を食べているプロライターやプロブロガーの文章をマネしようとすると手が止まりますよね(^^;
プロのように上手く書かないと意識するだけで、手が止まらなくなる。
個を大事にする。
好きな著者を決めるというほど本を読んでいないので、私の場合はスッと文章が頭に入ってくるブロガーさんの文章を読みまくるという事ですね。
[sitecard subtitle=関連記事 url=https://wakablog.conohawing.com/entry/kiraisuki_blog target=]
こちらの記事で好きなブロガーさんを紹介しています。
この方たちの文章を読みまくり、どんな所が良いのか分析する事ですね。
私は時間がない時、素材集めせずにブログ記事を書いていました(^^;
で調べなきゃならない事が後から沢山出てきたり、あの事項も入れたい・この事項も入れたいとなって、さらに時間がかかるという繰り返し。
ネタを思いついたら、気持ちが熱いうちに書き終えたいのですが、調べたりして時間がかかると気持ちが冷めていって、集中力がなくなり、さらに時間がかかるという無限ループも何度も経験しています。
素材集めという下準備が大切。
素材集めに関して、多く書いて後から削る・後戻りしないのが一番速いとも書かれていましたが、これは私も同意です。
Twitterでは思った事や感じた事を文字数気にせず打ち込みます。
そうすると、よく文字数をオーバーしてしまいます。
沢山打ち込んだ後は、必要な情報と絶対言いたい事のみを残して削ぎ落します。
文章を速く書く以外でためになった事
・素材が集まった時点で一気に書きる
・みんなに伝わる文章は誰にも伝わらない
・雑感をメモする事で物事に対する感性が鍛えられる
・形容詞を使わない事or具体化する事を意識する
・熱く書き進めてしまうと、読者に感動の押し付けになる
熱く書き進める&内容を盛ってしまう
自分の文章に酔っちゃって、押し付けがましい文章になってしまう。
これを防止するのが、読者と目的の設定。
個人的には、これに加えて、とにかく書ききった後に一晩寝かせて、初心に返る(読者目線になる)と修正すべき箇所が見えてきますね。
素材が不足していると・・
「ネットで調べる→面白そうな広告・漫画発見→読みふける→余計な時間がかかる」という事態が結構ありました(^^;
そういうのを防止する意味でも、素材が集まったら一気に書ききった方がいいですね。
書いてる途中で足りなくなったら、★▲などの記号を入れて後で調べると良いそうです。
みんなに伝わる文章は誰にも伝わらない
なんとなく分かってはいましたが、読んでいてなるほどなぁと思いました。
スマホの使い方の記事を書く場合、
読者がパソコンは使えるくらいの割と若い人なのか、パソコンをまったく使った事がないご年配の方なのかで、ずいぶん内容も変わってくると思います。
パソコンとスマホって似ている部分があるから、前者はパソコンに例えながらの記事にすると伝わりやすくなりますね。
後者は、ガラケーを例に出しながらの記事にして、他にはこんな事ができるんだよって興味を持ってもらいながらの文章になると思います。
ご年配の方にパソコンを例に出しても、いまいちピンとこない記事になってしまうと予想されます。
雑感をメモする事で物事に対する感性が鍛えられる
この本を読んでからTwitterで、その日その日に感じた雑感を「毎日」書くようにしています。
この本に書かれていた通り、コメント力が上がり、リアル生活でも人前でコメントを求められた時に答えられるようになりました。(まだ、若干ぎこちないですが・・)
形容詞を使わない事or具体化する事を意識する
・このマンガおもしろかった
・仕事たのしかった
・ブログでうれしかった
上記の形容詞を使った表現をして、私が具体的にどんな事に感動しているのか分かるエスパーはいますか?
読み手は、「具体的にどんな事に」感動したのかわからない。その中身(素材)を書かない。
今日の記事はみんなに反響がありPVが多かった、うれしかった!!
期待しないで読んだマンガ、伏線が見事で予想外の展開がおもしろかった!
仕事でトラブルがあったけど、みんなのチームプレイで何とか乗り切ったし、たのしかった!
「今日は暖かい」という文章の暖かい(形容詞)を使わないで表現してみましょう。
・いつもなら外に出て室内に入った時、メガネが曇るのに今日は曇らない。
・外へ出ても白い息が出ない
書き手が感じている「今日は暖かい」だけだと、読み手はどれくらい暖かいのか伝わりにくいですが、形容詞を使わず書くとより伝わりやすくなります。
まとめ
・書き手が分からない事は、読み手に伝わらない
・文章を書く時は素材を集めてから
・一気に書く、多く書いて後で削る
・うまい文章を書こうとしない、型にはめない
・日々の雑感をメモする
・形容詞をなるべく使わないor具体化する
読書しても、本の中身を完全に理解するのはどんな人でも難しいそうですが、こちらの本は読みやすく、読書嫌いな私でも、ほとんど理解できる内容でした。(参考になる項目が多くて、すべては書き切れていませんが・・)