以前から絵をブログに生かそう‥と思っていたんですが、文章+絵を描くのは大変なので先延ばしにしていました‥(^^;)
・ブログに絵を生かすメリット
・絵でブランディングする方法
・デジタル絵の描き方(初心者向け)
・集客のコツ
・・などです。
ネタバレを含みます。
・他のブログと差別化したい
・読者に自分のブログを覚えてもらいたい
・ブロガーかつデジタルで絵を描いてみたい初心者
・自分のブランドを作ることに興味がある
・自分の絵を使って分かりやすく説明したい
興味がある方は ぜひ書籍をご購入ください(^^)
そもそも「絵」と「文章」の違いって何?
書籍では、小説とマンガが例に出されていました。
小説(ほぼ文章の場合):文字のみなので、登場人物のイメージなど読者に想像に頼る部分が多い
マンガ:絵があるので、登場人物のイメージは ほぼ固定されている
つまり、
文章:読者の想像に任せる
絵:読者に固定イメージを与える
・・となります。
読者の想像に任せたいときは、絵を使わない。
逆に、製品の紹介などイメージを固定させたい時は絵(または写真)を使う。
ブログでの絵の「役割」を間違えてはいけない
本来なら「必要のない情報」を無理に覚えようとして、混乱し、やめてしまう‥
これを防ぐためには、ゴールを明確にして、必要な部分だけに集中すれば続けやすくなる。
ブログの主役は、あくまで「文章」。
文章を分かりやすく伝えるために「絵」を使う。
なので、ブログに使う絵には‥
・正確なデッサン
・ソシャゲのような高クオリティイラスト
・・は必要ない。
私は趣味でリアル絵(時間をかける絵)も描いていますが‥
書籍ではアイキャッチの絵に「30分以上かけないこと!」‥と書かれていました。
※アイキャッチとは、(ブログでは)タイトルと一緒に表示される画像のこと、記事の顔的な役割り。
イラストが完成したら、寝かせる+αを!
趣味で描いている絵の話ですが‥
イラストを描き終わって、SNSにアップ
↓
あっ、ここミスってる‥!( ;∀;)
↓
せっかく「いいね!」「RT」が付いたのに、再投稿しなきゃならない‥(T_T)
ちょっと慣れてきた初心者絵師「あるある」じゃないでしょうか?(^^;)
私の場合、絵が完成したら1日寝かせるので、再投稿せざるを得ないミスは減りましたが‥
そんな時に、便利なのが絵のチェックリストです(書籍に紹介されていた例)。
・線に汚いところはないか?(かすれ、強弱が不自然、変な空間など)
・色塗り漏れはないか?(影のつけ忘れ、間違った箇所はないか)
・不要な点やゴミが残っていないか?
・意図するイメージと違った表情になっていないか?
・配色はおかしくないか?(ケバすぎたりしないか)
・第三者が不快に思う絵になっていないか?
ほか、私のオリジナルチェックリスト↓
・着彩前、左右反転しているか?(デッサン狂いの確認)
・加工案は、2つ以上試したか?(完成後の後悔防止)
・描き忘れはないか?(小物・エフェクトなど)
・線の色は合っているか?(黒以外にする場合)
個人的には、描き終わって「すぐに」チェックしてもムダだと思っています(^^;)
描き終わった直後だと描き手の視野が狭くなっているので(自分では最高傑作だと思い込んでいる)‥チェックリストで確認してもミスに気づかない。
なので対処法は‥
・数時間~1日絵を寝かせてからチェックリストを使う
・JEPGなどに書き出しておき、デスクトップに保存する
・複数の案がある場合(ちょっとした加工・表情・構図の違い)は並べてデスクトップに保存する
・スマホにも画像を送信する
絵を数時間~1日寝かせると、(冷静に自分の絵を見れるためか)不思議と粗が見えてきます。
この時に、チェックリストを使っていきましょう。
イラストをお絵かきソフト内だけでチェックしていると、ミスに気づきにくいのでJPEGなどの形式でデスクトップに保存しておき、あとで何度も見返せるようにしておきます。
(※すぐ直せない場合は、粗を見つけた時点で付箋にメモしておき、見やすい場所に貼っておく)
ちょっとした加工・表情の違い・構図(画像を25°回転など)の複数パターンを思いついた場合、JPEG形式などで保存しディスクトップに並べておきましょう。
「数時間~1日絵を寝かせた後」に、どれを完成品にするか比較&判断します。
投稿後に「もしかして、あっちにすれば良かったのでは?」‥という後悔がなくなり、満足感も上がります。
最近スマホに画像を送って確認してみたんですが、スマホとPCでは絵の見え方が違うな‥と。
おそらく、PCは大きい画像を見ることができる。スマホは小さい画像でしか確認できないためだと思われます。
今はスマホでイラストを見ている人が多いので、スマホの見栄えを優先させる方がいいですね(^^;)
引いてみた時の見栄え優先。
余談:ブログ限定の荒業→修正前提で!
ブログ用のイラスト限定ですが‥
どうしてもイラストを寝かせる時間がない場合(たとえば1週間に1記事縛りをしているなど)は、アイキャッチ(仮)として修正前提でアップしちゃいます。
アイキャッチが無いよりはマシです。
ブログは後で修正可能な媒体なので、何回でも描き直してアップすることができます。
ブログの主役は「絵」ではなく「文章」。
伝えたい内容さえしっかりしていれば、絵に粗があっても読者の満足度もそこまで下がらないと思います。
ブログで使うイラストで意識すること3つ
・デフォルメ絵は時間がかからない
・キャラの表情や動きは大げさにする
・読者に難しさを与えない
デフォルメ絵は時間がかからない
前の方でアイキャッチには、時間制限をもうけることがオススメ!と言いました。
デフォルメしたイラストなら速く描くことができます。
↑は過去に練習で描いたイラストなんですが、デフォルメの方がリアルタッチより2.5倍ほど速く描けています。
リアルタッチで下手だと悪目立ちしますが、デフォルメは多少下手でも「そういう絵柄なのかな?」‥と、みている人に思ってもらえることも多い。
何度も書いていますが‥
ブログは記事内容を伝えるのが目的なので、伝わるレベルまでなら、絵のクオリティを落としても全然OK。
あなたが描きやすいレベルの絵にしましょう!(^^)
キャラの表情や動きは大げさにする
上記の「いらすとや」の画像をみて、どちらが直感的にイイと思いますか?
おそらく、ほとんどの人がBだと思います。
直立しているだけのイラストや動きのないイラストは、プロマンガ家曰く、描くのも難しいし(下手に見える)、読者へのインパクトも弱いと言われています。
なので、細部のクオリティに時間をかけられない分、動きや表情の大きさ・大胆さで読者の目を惹きましょう。
読者に難しさを与えない
読者が頭を使わないと理解できないようなキャラや設定は✖
ほとんどの場合、読者は自分の悩み・知りたい事のために、検索からブログに訪問しています。
つまり、一見さんが多い。
そこに常連さんしか分からないような世界観を作ってしまうと、離脱される確率が高くなります。
・登場するキャラクターはシンプルに!
・文章を読む妨げにならない程度に!
・・にしてやること。
他の利点としては、デザインをシンプルにすることでイラストを描く時間の短縮にもなります。
速い!簡単!人気!:COMICSの法則
書籍内で紹介されていた法則です。
Character:メインのキャラクターをあらかじめ用意する
Originality:キャラ絵にフリー素材は使わない
Materials:使いまわせる素材を確保していく
Impact:自分だけの世界観を作っていく
Combination:絵だけじゃなく他の物とも組み合わせる
Simple:余計な設定を付けない
人気
他のサイトと差別化し、ブランディングするにはブログが「オリジナル」である必要がある。
・世界に1つしかない絵が使われている
・特徴ある絵のタッチ
・絵とセリフの雰囲気が独特
例えば、フリー素材「いらすとや」は当サイトでも使わせてもらっていますが、他のサイトでも使われているので「差別化が難しい=覚えてもらいづらい」
オリジナルのイラストを使うことで、差別化→独自性→ブランディング→人気へとつながる。
このサイトでも「わかな」「ねこー」というオリジナルキャラクターを素材として作り、使用しています。
速い
一度アイキャッチ用に描いた絵は必要に応じて使いまわすこと。
描いた絵はストック財産になると書籍で言われています。
当サイトでは「わかな」「ねこー」というオリジナルキャラクターを使いまわしています。
使いまわすことで、絵にかける時間を減らすことができますね(^^)
他の絵と組み合わせることで、読者に手抜きとバレない点もよい。
キャラクターはオリジナル(手描き)に限りますが、背景に関してはフリー素材を積極的に使っていこう‥と著者は言っています。
背景は、それほど関心を払わない部分ではあるが、質が低いと目立つ部分であるため。
頑張っても意味がない部分に労力をかけないように!‥これは仕事や家事など色んな事にも言えますね。
ただ、
アイキャッチ(記事の最初に表示される画像)だけは毎回新規のものがよいそうなので、最近このブログでも新規で描き下ろしています(^^)
簡単
前の方でも少し触れていますが、キャラクターデザインはシンプルにすること!
・描く時間の短縮になる
・読者に記事を読んでもらうことに集中してもらう
ただし、修正する必要が出てきたらブラシュアップを繰り返すこと。
あまりに時間をかけてリアルに描きすぎると、フリー素材(手抜き)と思われることもあるそうです。
余談ですが‥
前に人物・パーツの練習用に超リアルタッチでイラストを描いたんですが、描き手(私)の方も描いてる途中で「もう写真でいいじゃん‥」となってやる気が失われました(^^;)
【リアル寄りの模写】
長い髪を描くのが苦手なので練習中。
一筆描きするとグニャグニャな線になるし
(もしくは何回も描き直しになるし)、
ちょびちょび線をつなげると、線に勢いがなくなるし、
困ったものです😅 pic.twitter.com/USlrtqlB7y— わかなE@ブログ・絵・考察力アップ (@wakanaE6) August 16, 2021
そういえば、お店のPOP(値札・商品説明)を印刷から手書きに変えたら売上がアップした‥という話を聞いたことがあります。
キャラクターデザイン初心者は、自分の似顔絵から始めよう
・個性を取り込み再現する
・愛嬌のあるデザインする
どんなにデッサンが狂っていても、「目立つ特徴」をとらえる事ができると、みている人に好感を持ってもらえます。
特徴的な部分の例↓
・ぱっちりした目
・八重歯
・メガネの形、色
・いつも本を読んでいる
・クセ毛
・つり目、たれ目
キャラデザ初心者さんは下手でもいいので、パーツの「目立つ特徴」を似顔絵に生かしてみましょう(^^)
<デザインする時のコツ>
・写真、鏡などを見る
・目立つ部分は特に誇大する
・よく着る服、よく使う小物でデザインする
前述していますが‥
ストーリーは読者を惹きつける
以前、投資するべき会社を判断するために「ビジネスプロデュース戦略」という書籍を読みました。
コンサル屋でも経営に関わっているわけでもない私には難しい内容でしたが(KPI設定とか‥)、書籍の中に架空の人物を登場させ、どういう事業戦略を行うか?‥ストーリーでわかりやすく内容を伝えてくれる章があり、その部分だけは楽しく読むことができました(^^;)
余談ですが‥
今までマンガを描いたことが無かった人がブログでマンガを描き続け、ヒットした例もあります。
エフ漫画の著者efrinman(@rinman3)さんは自分の愛犬が亡くなって、愛犬との思い出をマンガにし、ブログにアップ。
すると同じく愛犬家たちの共感を呼び大ヒット。本まで出版されました。
おそらく‥文章や愛犬の写真だけだと、ここまでヒットしなかったんじゃないかと思います。
まとめ:ブログを覚えてもらいたかったらオリジナル絵を使おう
・他のブログと差別化するのに、オリジナル絵を使う
・オリジナル絵は、読者に覚えてもらいやすい
・絵は下手でもいい、自分が描きやすい絵柄で!
・描きあがった絵は1日寝かせて見直す
・良いキャラデザのコツはシンプルであること
書籍に関して1つ不満点を書かせてください‥(^^;)
「~かもしれない」
「~するはずです」
「~することも(?)」
・・という文言が多かったのが気になりました。
不確かなこと・個人の感覚に頼る部分もあるので、仕方ないちゃ仕方ないですが、書籍(有料)でそれをやるのは いかがなものか‥(-_-)
できればハッキリ言いきって欲しいですね。
イラスト中級者以上の方にとっては、絵の描き方の章はあまり参考にならないかもしれませんが、
・ブランディング
・売り込み方
・絵のクオリティをどうするか?
・・については、学べることも多いんじゃないかと思います。