営業力=集客力(?)としてブログに生かせるかもしれないと思い、こちらの書籍を読ませてもらいました。
宣伝して集客する・リピーターを増やすという点では似ているところがあるので(^^;)
著者は車のセールスでギネスブックに載った「ジョー・ジラード」という方です。
以前読んだ、こちらのお気に入り書籍にもジョー・ジラードの名前が載っていたので、気になっていました↓
読者さんに時間のムダを使わせたくないので、最初に言います。
ハッキリいって、こちらの書籍は根性論が多めで、ブログで使える知識は少な目です。
「最近たるんでいてヤバいな‥」と思っている人にはオススメできます。
私も気を引き締めないと‥と少し気合が入りました(^^;)
個人的に「参考になった部分」と「これはちょっと‥」と思った部分を紹介します。
※参考になった部分は、ブログや集客のみ生かせそうな部分のみ抜粋しています。
選んでもらうにはアフターフォローが命
あなたは「好きなメーカー」や「使い続けている商品」はありますか?
どういう理由で好き・使い続けていますか?
・好みに合っている
・保証期間の長さ、手厚さ
・有名人が使っている
・商品が長持ちする
‥などの理由があると思います。
twitterやyoutubeなどもそうですが‥ずっと買い続けてほしいなら、その商品(もしくは人)のファンを増やすことが重要だと著者は言っています。
商品を売って終わりだったら、また新しい顧客をみつけなければならない。
リピーター(ファン)がつけば、宣伝も飛び込み営業することもなく永遠に自分の商品を買い続けてくれるという。
さらによい口コミが広がれば、リピーターが新たな顧客を連れてきてくれます。
そういえば、思いあたる節があります(^^;)
私は以前バッファロー製のキーボードやマウスを使っていましたが、現在はロジクール製を使っています。これからも使い続ける予定です。
理由は保証期間の長さです。
通常キーボードやマウス類は保証期間が3か月~1年くらいなのですが、ロジクール製のキーボードやマウスは2年~3年と長いのものが多いです。
保証期間の長さはメーカーの商品に対する「自信のあらわれ」ですし、
「この商品とお付き合いをしてくれたら、末永くあなたを大切にしますよ」というメッセージが込められています。
一度買ってくれた顧客を大事にすることが、ファンを増やし、ものが買われ続けるのに必須条件になります。
クレームはファンを得るのチャンス
お店の対応についての例
A:買った商品が問題なく使えている
B:買った商品に不具合が発生、こちらからのクレームに対していい加減な対応をされた
C:買った商品に不具合が発生、クレームに対してこちらが「大丈夫なの?」と心配するくらい手厚い対応をしてくれた
上記の例では、どのお店と長く付き合いたいでしょうか?
問題が起こらないAが一番よいと思います。
Aは強力なライバルが出現しない限りは、使い続けてもらえるかもしれません。
Bは最悪ですよね(^^;)
よっぽど安い値段で売られていない限りは、私は2度とその店から買いません。
Cはどうでしょうか?
不良品に当たったお客さんはイライラしているかもしれませんが、
売りっぱなしではなく、買った後もフォローしてくれるお店という印象を与えることができます。
ほかの店は不具合が起きた時にどんな扱い受けるかわからないが、
C店はキチンと対応してくれる安心感がある→またこの店で買おう!という気持ちになる。
クレーム対応の仕方次第で、ファンやリピーターになってもらえるチャンスだということ。
店だけじゃなくて、これは人も同じです。
売った本人が前に立って、顧客をフォローし、またこの人から買いたい!と思ってもらうこと。
これが売れる営業マンの考え方だそうです。
顧客を満足させるために仕事している
仕事は何のためにするのでしょうか?
①生活費のため
②自分が満たされるため
①②のいいとこ取りできれば幸せですが、現実問題むずかしい場合が多いですよね(^^;)
なので、お金持ち以外は、①>②で優先順位を付けていると思います。
顧客があなたを必要としている以上にあなたの方が顧客を必要としていると書籍では書かれています。
営業マンとして著者の生殺与奪を握っているのは顧客。
彼らを逃してしまったら、自分は家族を養うことができない!‥とジラード氏は強く思っていたそうです。
顧客は営業マンにお金を落とさなくても困りませんが、営業マンは顧客がお金を落としてくれないと給料がもらえません。
だから、自分が満たされるより、顧客を満たせることを意識せよと。
※だたし、この考え方は売上が自分の収入に直結する場合に限ります。
以前読んだ、こちらの書籍でも演技をするか割りきらないと辛くなるということが書かれていました↓
ただし、あなたから奪うだけの人(テイカー)には気を付けて↓
これはちょっと‥と思った点
・ムダにページ数が多い
・ほかの営業マンへの乏しめが多い
・ナルシストさがにじみ出ている
これは私が個人的にちょっと‥と思った点なので、人によっては「なんで?素晴らしいじゃん!」と思うかもしれません。
<ムダにページ数が多い>
営業の神様は全515ページと他の書籍の倍近いページ数があります。
原因は、小説(?)のような描写が入っているから。
私自身××ノウハウとか○○のコツ係の本には、小説調のような描写はいらないと思っています。
重要なことだけ書いてくれよと(^^;)
読者は最初から最後まで全て読むわけではなく、重要な部分を抜粋して、そこを重点的に読んでいます。
なので重要な部分以外は削ぎ落している書籍のほうが良本とされます。
515ページもあるのに1400円+税の値段も気になります。普通なら2000円~3000円くらいになるはず。
中身のない本なのかと(;´∀`)
<他の営業マンへの乏しめ>
書籍の中で悪い見本を紹介するときに、怠けている営業マンを「負け犬」と何回も呼んでいます。
もしかしたら外国の方の書籍なので、翻訳の仕方が悪かったのかもしれませんが、どんな人であれ他人を乏しめるのは気分が良くないですね(-_-;)
<ナルシストさがにじみ出ている>
ナルシストさがにじみ出ている描写が気になりました。
他の営業マンは怠けているから負けて、自分は仲間付き合いにも目もくれずコツコツ積み上げたから勝てた‥というような表現が何度も出てきます。
(確かにすごいけど、何回もいう必要ある?)
他には、ジラード氏が優秀な営業マンとして毎年表彰されるたびに会場からブーイングが起こるそうです。
ジラード氏は、妬み(ねたみ)だと言っています。
引退前の表彰では「あなたたち(ブーイングした人たち)のおかげで自分はここまでこれました」と嫌味たっぷりに返しています。
(どうなの、それ?と思いました)
味方を作る→敵を味方に変える→敵がいなくなる→敵がいない状態で余裕勝ちする‥という私の常識を覆されました(;・∀・)思いっきり敵増やしとるやんけ‥。
たしかに取捨選択は必要ですけれども。
世代の違いのためか、たとえ話がわからない。
例えば○○ということを理解できるはずだ→いや、わかりませんって‥(^^;)
これも翻訳の仕方の問題かもしれませんが‥
同じジラード氏が書いていますが、全288ページで知りたいことがギュッと詰まっています(翻訳家が違う)。
感想:気合を入れたいひと向け
参考になる部分もありましたが、ここまで反感を覚える本に初めて出会いました(^^;)
自分が幼少期いかに苦労して、這い上がったかの描写もあんなにしつこく出さないとならなかったんでしょうか?(武勇伝?)
著者は2020年で92歳だそうなので、むかし気質の方なのかもしれません。
現在、たるんでいて気合を入れなおしたい方には良い本だと思います。